ブックタイトル国際印刷大学校研究報告 第13巻

ページ
26/40

このページは 国際印刷大学校研究報告 第13巻 の電子ブックに掲載されている26ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play

概要

国際印刷大学校研究報告 第13巻

24■国際印刷大学校研究報告第13巻(2013)内藤郁夫教授最終講義と送別会1、期日;2012 年3月17 日(土)2、場所;九州産業大学、ホテルセントラーザ博多 内藤郁夫教授の定年の最終講義(学内、参加80 名)と記念送別会(ホテルセントラーザ「博多駅前」、参加60 名)がありました。先生は1972 年に写真学科写真製版印刷学コースに着任され、40 年間印刷学の教育と研究を推進され、卒業生は全国の印刷界にて第一線で活躍され、現在、大きな輪がひろがりつつあります。 木下は1964 年ドイツ留学から帰国し、1967 年、大阪で日本印刷学会での研究発表の後、九州産業大学の創設者の中村治四郎先生にお会いする機会があり、福岡で印刷・出版関連の講座を立ち上げたいとの願望がありました。私はその要望に応えて、1968 年に着任し、印刷学コースの講座の整備と人事に着手しました。 この印刷学コースは通算で1968 年から2012 年の45 年間にわたり、更に、印刷教育機関に58 年間在職し、印刷・出版の講座を活性化し多くの卒業生を印刷界に送り出し、海外との学術交流も盛んに行ないました。 今日、千葉大学、東京工芸大学、育英高専(現・サレジオ高専)から印刷学科が無くなり、九州産業大学からも印刷学の講座が無くなると、国際印刷大学校の役割が一層、大きくなります。生産高でアメリカに次いで世界第2位の印刷界、更に2011 年、ロンドンの技能オリンピックでオフセット印刷部門の金メダルを2年間連続獲得した、技術レベルなどを一層、発展向上するよう努力を重ねていく使命があることを痛感しました。 九州での中村治四郎先生とのお約束は果たしましたが、今後は世界に向けて、印刷及び関連産業が大きく成長し、世界のリーダーとして翔いていくには先生方はじめ卒業生の皆様の今後の絶え間ない研鑽努力が必要と思われます。(送別会での木下挨拶要約)胆管がんに関するMeeting1、期日;2012 年6月21 日(木)2、場所;産業医科大学(北九州市八幡西区) 産業医科大学で熊谷信二先生と研究室でお会いし、今回のオフセット印刷校正の工場(S 社)から作業員が胆管がんによる死亡事例の件で、先生が2012 年5 月31 日の名古屋で行なわれた産業衛生学会の報告「オフセット校正印刷労働者に多発している肝内・肝外胆管癌」の発表要旨などからMeeting を行なった。 その後、「オフセット校正印刷会社における肝内・肝外胆管癌に関する調査(中間報告書)」が安全センター情報2012 年11 月号で刊行された。drupa2012 報告会(主催;印刷教育研究会)1、期日;2012 年7月6日(金)2、場所;東京都立工芸高校3、題目;drupa2012 にみる印刷メディアの教育と研究(木下 堯博)2012年度主たる講演会などの要約