ブックタイトル国際印刷大学校研究報告 第13巻

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国際印刷大学校研究報告 第13巻

26■国際印刷大学校研究報告第13巻(2013)演題と講師;(1)印刷メディアのISO 基準について ―特にカラ―印刷―育英高専(現サレジオ高専)名誉教授 三浦 澄雄氏  (2)G7CMS の管理と運用㈱小森コーポレーション; G 7エキスパート 日向 東(金 東君)氏 質疑応答(司会 木下 堯博)同日、国際印刷大学校の平成24 年度の総会も行なわれた。JAGAT page2013 オープン・イベント 印刷産業に於ける環境諸問題に関するセミナー1、期日;2013 年2月6日(水)2、場所;池袋サンシャイン文化会館7 階701 会議室3、演題及び講師(1) 印刷工場内の環境改善対応に関する報告 水上印刷㈱ 松崎良樹生産本部長(2) 光触媒を用いた印刷工場内VOC削減システム島津システムソリューションズ㈱  植木昌也氏愛媛県産業技術研究所 福垣内 暁氏(3)質疑応答 司会 国際印刷大学校 木下堯博 JP2012 の開催中の2011 年6月15 日、NHK テレビの熱視線(関西)特集で大阪のオフセット校正印刷会社で胆管癌により7名の作業員が死亡した内容が30 分番組で放映され、全国的な話題となった。調査された産業医科大学の熊谷信二先生(労働環境学)のもとでMeetingする機会があり、更に安全情報センター誌2012 年11 月号で中間調査報告を入手した。又、労働の科学誌10 月号では片岡明彦氏が発症状況などを詳細にまとめている。今回の死亡原因は印刷ローラやオフセットブランケット洗浄剤に含まれていた1,2ジクロロプロパン、次いでジクロロメタンと推定していた。 2012 年11 月19 日、日本フォーム印刷工業連合会では「有機則・PRTR 法に該当しない洗浄剤の挑戦」のセミナーが開催。更に、東京大学で行なわれた「環境・安全に於ける大学の社会貢献」シンポジウムなどをふまえ、このセミナーを行った。水上印刷㈱多摩工場ではVOC 削減のための環境改善に取り組み、2013 年1月に新しいVOC 削減装置を導入され運転を開始し、その分析などの経緯と今後の展望、及び島津SS ㈱から光触媒を利用したVOC 削減の為のシステムについて最新の報告を行った。 (実施経過)申し込みは35 社76 名となり、椅子のみの設営となった。当日は雪まじりの天候に拘わらず、多数参加され、活発な質疑応答が行なわれた。導入後の詳細な経過報告はJGAS2013 で行なう予定です。 [追記]2013 年2月22 日、水上印刷㈱多摩工場でVOC 測定を行なった結果、ローラー洗浄時719ppmC が、VOC 処理により、26ppmC となった。 また、ローラー洗浄時の印刷機械周辺は84ppmC であった。