ブックタイトル国際印刷大学校研究報告 第13巻

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概要

国際印刷大学校研究報告 第13巻

3ISO?12647について■  4.2.6 網点の形と階調値の関係(AM)  4.2.7 色版階調値の和  4.2.8 グレイ再現とグレイバランス 4.3 校正印刷と本刷り印刷  4.3.1 一般  4.3.2 印刷材料の視覚特性  4.3.3 階調再現限界    4.3.4 階調値増大と増加  4.3.5 画像位置の許容度  4.3.6 適合5 測定法 5.1 分光測定  5.1.1 CIELAB色座標とCIELAB色差  5.1.2 CIELAB色座標の計算  5.1.3 CIELAB色差の計算 5.2 コントロールストリップ 5.3 印刷物のスクリーン角度 5.4 光沢 5.5 外見上のインキトラップ 5.6 ダブリングとスラー 5.7 プロセスインキベタの濃度、相対濃度 5.8 単色印刷の色の変動付属書A(基準) 報告A1 スクリーン角度A2 ファイルの階調値A3 印刷物の階調値A4 印刷物の階調値増大A5 光沢A6 色座標とCIELAB色差A7 反射率濃度と相対濃度参考文献3 用語と定義では要求事項を説明するために用語の定義をはっきりしないと誤解されるので、42語の用語を取り上げその定義付けを行っています。その中で注意しなければならない用語について説明します。従来の階調再現は網点による(AM)法でしたがドットによる再現(FM)も使用されるようになってきました。AM法においては印刷物の階調を表すのに網点%を一般に使用していました。しかしFM法では網点%の概念は通用しにくくなります。また印刷中の網点の太り具合をドットゲインで表して網点%の値を使用していました。しかしドットゲインの効果は網点による光の二次吸収なども含まれ、網点の太りだけを考慮したのでは適当でないとの考えから網点%のでなく濃度値の使用が考えられました。しかし網点%の考えは印刷界で広く通用していましたから単に濃度値に変換するのではなく、濃度値を網点%に近似した値、階調値を使うことになりました。ISOでは網点%の代りに階調値を使います。それに伴なってドットゲイン(網点の太り)という用語は使わないようにし、ドットゲインによる総合効果を表