ブックタイトル国際印刷大学校研究報告 第16巻

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国際印刷大学校研究報告 第16巻

西夏初代皇帝李元昊の主な政策は何であったか?■する各地で古物商、コインショップでは一枚も発見できなかった。理由ははっきりしていて、西夏は小さな国で、その国内でしか流通していないためだ、だから発見はむずかしいのだ。私は西夏のあった銀川周辺を5回旅したが、そこでも発見はむずかしかったが、やっと一枚入手できた。今調べてみるとこの西夏貨幣について熱心なコレクターが銀川中心にいて、その人々のための専用カタログが発売されている。それによると発行時期による格差があること、文字の鮮明度の違い、西夏文と漢文との違いによって値段はまちまちだが1枚800元?200,000元と巾が広い。因に漢文の「元徳重宝」が10万元西夏文の「正徳宝銭」が20万元ときりがない。ここまで書いて読み返してみると、李元昊の夢一「宋に追いつけ追い越せ」のスローガンは歴代の皇帝によって引き継がれて達成されたと思われる。西夏はモンゴルに滅ぼされたが、北京居庸関の過街塔に大きな足跡を残し、同じく宋もモンゴルに乗っ取られて元となったのである。参考文献西田龍雄西夏王国の言語と文化岩波書店張?遺失了的西夏王国甘粛人民美術出版社史金波西夏出版研究?夏人民出版社楊森編西夏銭幣?考?夏人民出版社昊峰云西夏銭幣?夏人民出版社西田龍雄アジアの未解読文字大修館書店話説中国五代・北宋・南宋・遼・西夏・金・元延辺大学出版社国際印刷大学校研究報告8巻(2008)「中国蔵西夏文献」20巻のこと11巻(2011)宋の周辺契丹(遼)、西夏、金の印刷15巻(2015)西夏文字誕生秘話19