よみがえる王朝絵巻 白描源氏物語 第2版

富士精版印刷 創業60周年出版

白描源氏物語

平安の光と闇がおりなす王朝物語が、千年の時を経て、いま平成の世に鮮やかによみがえる──『白描源氏物語』第2版が完成しました。
本書は、2010年10月、富士精版印刷株式会社の創業60周年記念出版として刊行したものです。幸いにして、瀬戸内寂聴先生(『源氏物語』現代語訳)、安藤千鶴子先生(大修館書店『古語林』編著者)はじめ、各界の皆さまのお目に留まり、予想外の反響をいただきました。皆さまのおかげをもちまして、このたび、全文を見直し、デザインを改定した第2版を刊行することができました。
源氏物語は安沢阿弥先生のライフワークでした。1994年には、城南宮(京都府京都市)にて、白描源氏物語五十四帖完成記念展。1998年には田辺聖子・桑原仙渓両先生の共著『源氏・拾花春秋』(文春文庫)で表紙絵・挿絵を担当されています。
源氏千年紀の2008年には谷崎潤一郎文学記念館、福知山市立美術館にて「白描源氏物語五十四帖展」が開催されました。
安沢先生はかねて病気療養中のところ、2013年12月23日、ご逝去されました。享年87歳のご生涯でした。白描画の原画54帖は、安沢先生のご遺言により、「茨木辯天さま」で知られる辯天宗冥應寺に寄進されました。

若紫(北山の尼君と若紫)
若紫(北山の尼君と若紫)