ブックタイトル富士181号 [特集]品質管理365日 今期の反省とまとめ

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富士181号 [特集]品質管理365日 今期の反省とまとめ

「この近くの港といえば備後の鞆だ。そこまで舵をまげられよ」(司馬遼太郎『竜馬がゆく』)瀬戸内海に面した備後の阿あ伏ぶ兎と(阿武門)観音堂を描く。本図は『山水奇観』を典拠とするが、広重は竪たて絵えの構図を活かして、海上から見上げるようにして高さを巧みに強調している。阿伏兎観音は子授け・安産・子育て(母乳)にご利益があるといわれ、観音堂の壁一面には女性たちが想いをこめた手作りの「おっぱい絵馬」が奉納されている。しかし観音堂に詣でるには断崖絶壁の参道を登らねばならず、全国で最も妊婦に優しくない安産祈願所かもしれない。阿伏兎から鞆の浦までは、現在は車で10分ほどである。海援隊が操航するいろは丸(伊呂波丸)と、紀州藩の明光丸が衝突したとき、竜馬は明光丸に乗り移り、自力航行不能になったいろは丸を曳航させて、鞆の浦に向かわせる。いろは丸は鞆の浦沖で沈没するが、竜馬ら海援隊は全員、明光丸に乗り移っていて無事だった。竜馬は万国公法を持ちだし、国際法による紛争解決を主張し、紀州藩に対して賠償交渉を行った。交渉は決裂し、決着の場は長崎に持ち越される。備後(びんご)阿あ武ぶ門と 観かんのん音堂どう