ブックタイトル富士181号 [特集]品質管理365日 今期の反省とまとめ

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富士181号 [特集]品質管理365日 今期の反省とまとめ

長門(ながと)下しもの関せき「すぐ運転をはじめろ。この軍艦一隻で幕府艦隊に目のものを見せてやる」(司馬遼太郎『竜馬がゆく』)女性を乗せた小舟が出ており、船頭が誰かを手招きしている。船頭が振り上げた腕の対角線上に、有名な巌がん流りゅう島じまが浮かんでいる。見事な視線誘導で、心憎いばかりの演出である。巌流島は、武蔵と小次郎の決闘が行われた当時は、小倉藩領の「船島」という名前だった。決闘の後、小次郎が「巖流」を名乗ったことから巖流島と呼ばれるようになった。下関は本州の最西端にあたり、西廻り航路が開けてからは北前船の寄港地として栄えた。江戸・大坂・全国の諸藩を結ぶ一大中継港であり、朝鮮通信使やオランダ商館長も下関から北前船で大坂まで渡り、そこから陸路東海道を江戸に上っている。勤王の志士らを支援し、奇兵隊結成の後ろ盾となった豪商・白石正一郎も、この下関で萬よろず問どいや屋(荷受問屋)を営んだ。小説では、第二次長州征討で周防国大島(屋代島)での敗戦を知った高杉晋作が、オテントサマ号( 丙へいいんまる寅丸)で幕府艦隊に奇襲攻撃をかけ、大島奪還の勝機を掴む。高杉の独断専行のように描くのは司馬の脚色で、実際には藩命に基づくものである。