ブックタイトル品質管理365日──事故はかくすな。正直に報告し、原因を追究せよ(石川 忠)│富士精版印刷株式会社

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概要

品質管理365日──事故はかくすな。正直に報告し、原因を追究せよ(石川 忠)│富士精版印刷株式会社

平成19年度(平成18年7月1日?平成19年6月30日)*19-2オフ輪印刷の事故と原因■事故内容オフ輪印刷シート出しでインラインでミシンを入れる作業だったが、ミシン目によって紙の波打ちがひどくなり紙揃いが悪くて製本出来ない。手帳サイズのあじろ綴じ製本で、折機に掛けるために刷り本を断裁するが、用紙が揃わないので断裁が出来なかった。■処置全数を刷り直すことになった。社内では印刷できないため、刷り直しは協力会社にお願いして印刷した。印刷通し数が90万枚通しと多く膨大な損失金額となった。■損失金額7,953,674円[ミシン入れ]ミシン入れミシン歯カエリ用紙■原因シート出しミシン入れの仕事だったが、用紙にミシン歯の抜き型によってカエりが出来て、ボコ付きがひどく紙がスベらないので揃わなかった。受注した担当営業及び、工場責任者や印刷したオペレーターが製本作業の内容を理解出来ていないために大変な事故となった。薄い用紙だったがミシンを強く入れすぎたため波打ち、ボコ付きがひどくなった。■再発防止策ミシン歯で紙に穴をあけると反対側にカエリが出来てそれが用紙のボコ付きになる。ボコ付きをなくすためにカエリ部分に加圧ローラーをかけ、飛び出たカエリを寝かして平面に近づけてボコ付きを改善した。次工程の製本工場を見学するなどして、印刷オペレーターを教育する必要がある。Total Quality Control 365days 021