ブックタイトル品質管理365日──事故はかくすな。正直に報告し、原因を追究せよ(石川 忠)│富士精版印刷株式会社

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品質管理365日──事故はかくすな。正直に報告し、原因を追究せよ(石川 忠)│富士精版印刷株式会社

第2章4年間の事故報告書のまとめ*19-7外注印刷の事故と原因■事故内容B2オフ輪印刷パラレル折りでゲームの取説を印刷したが、オフ輪印刷機の折りズレが良品に混入して製本されたので仕上げるとノンブルの文字が切れた。■処置製品を検品して文字切れの不良を検出、刷り直しにかかる前にオフ輪印刷の折機を調整して折りにバラツキが出ないことを確認した後、不足分を補刷りした。■損失金額53,604円[不良品][良品]■原因オフ輪印刷機の折機部分でカットオフが乱れ、平行一回折りにズレが発生して2回折りの時、袋側と反袋側にもズレが生じた。折ズレ発見のための十字トンボが不鮮明だったので、ズレが発見されなかった。仕上がり寸法が105mmx105mmという小さい本で、文字が小さく余白が少なかった。■再発防止策印刷機械の折機において差し込みナイフの高さ調整と咬板の圧力調整する。または咬板を新品に交換する。スタート時の品質確認を徹底する。スタート時の確認は品質を決める重要な作業なので一つ一つ慎重にチェックすることだ。シリコン液を調整して咬板の紙抜けを予防する。日常の作業標準として機械メーカーと印刷オペレーターによる折機やニッピングローラーのメンテナンスを徹底する。折りズレ発見用の十字トンボを適度に太くして折りズレを見やすくする。026 Total Quality Control 365days