ブックタイトル品質管理365日──事故はかくすな。正直に報告し、原因を追究せよ(石川 忠)│富士精版印刷株式会社

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品質管理365日──事故はかくすな。正直に報告し、原因を追究せよ(石川 忠)│富士精版印刷株式会社

第2章4年間の事故報告書のまとめ*平成20年度(平成19年7月1日?平成20年6月30日)印刷会社にとって重要な顧客である通販業界は、カタログによる売り上げが減少し、インターネットによる売り上げが伸びる形になり、印刷物の発注は年々減少していました。こういう状況が影響して印刷業界は需給のバランスが悪くなって受注競争はさらに激しくなり、印刷価格は安くなる傾向が続きました。一方、プリプレス関係はデジタル化がさらに進み、デジタルデータによる刷版が圧倒的に増えてきました。当社は3台目となる新型CTP機を増設し、出力版数の能力増強により下版の時間集中に対応できる体制を整えました。また、撮影スタジオを新設して、制作サービスを拡大することにより新規得意先の開拓や既存得意先の受注拡大をはかりました。さらに平成19年11月にはFSC森林認証制度を取得して一層環境保全に配慮しました。■ペケ事故状況平成20年度の事故損失金額は2,276万円で前年より約807万円減少しましたが、対売上比率は0.31%で目標(0.17%)にはほど遠い結果でした。当年度の特徴は外注製本や外注刷版など外部の事故が多かったことです。例年だと外部の事故は総損失金額の30%程度ですが本年は約50%が外部の事故でした。事故発生件数も92件で例年よりやや多い件数でした。まず、平成20年度の部門別損失金額を例年通り表にしました。(表?1)[表?1]平成20年度事故損失金額営業本部生産本部製造本部企画部外注印刷外注加工外注企画購買顧客その他合計件数15 7 31 3 14 15 1 3 1 7 92(97)金額4,563,116 1,121,871 4,021,391 608,404 2,078,332 6,161,205 218,058 2,028,869 500,000 1,460,858 22,762,104(件数合計のカッコ内は一件の事故を複数部署で負担した場合、部署数を1件とした場合)次にどの部門の損失金額が多かったかを分かりやすくするためにパレート図で表しました。(図?1)パレート図を見ると外注加工が616万円で最も多く全体の27%を占めています(表?2)。外注加工が最も悪い結果となった原因は1件で490万円の事故が発生したためです。[図?1]パレート図[表?2]部門別多い順金額(単位:千円)(%)No発生部門金額累積金額累積比率24,0001001外注加工6,161,2056,161,20527.121,0002営業本部4,563,11610,724,32147.118,000803製造本部4,021,39114,745,71264.815,0004外注印刷2,078,332 16,824,044 73.96012,000n=2,276万円5購買2,028,869 18,852,913 82.8期間=19年7月?9,00020年6月406その他1,460,85820,313,77189.26,0007生産本部1,121,871 21,435,642 94.2208企画部608,404 22,044,046 96.83,0009顧客500,000 22,544,046 990外営製外購そ生企顧外0注業造注買の産画客注10外注企画218,05822,762,104100加本本印他本部企工部部刷部画合計22,762,104 22,762,104 100030 Total Quality Control 365days