ブックタイトル品質管理365日──事故はかくすな。正直に報告し、原因を追究せよ(石川 忠)│富士精版印刷株式会社

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概要

品質管理365日──事故はかくすな。正直に報告し、原因を追究せよ(石川 忠)│富士精版印刷株式会社

平成20年度(平成19年7月1日?平成20年6月30日)*20-4設計ミスによる事故と原因■事故内容中綴じ本のカタログで表紙がスミベタだったため、運送中に包装したクラフトで擦れてインキが取れてしまい、白く抜けたようになった。■処置納品先から製品を20,000冊引きあげて検査した。その結果、上記のような不良本を220冊検出したが、刷り直しをしている時間がなく値引き処理となった。■損失金額58,000円[インキが取れ白っぽくなった]■原因用紙はマット紙で印刷はスミベタ1色で白ヌキ文字のタイトルだった。50冊をクラフト紙包装したが、トラックで運送時に包装の一番上と一番下が振動によって擦れた。■再発防止策表1,表4は印刷中にOPニスを引く。また、包装の際、製品の上と下に緩衝材を敷いて摩擦をゆるめると多少の効果はある。表紙の擦れ予防にはPP貼りやプレスコートなどの表面加工をするべきである。コストUPになることや納期に時間がかかるなど弊害があるが擦れ防止には最も効果的である。Total Quality Control 365days 035