ブックタイトル品質管理365日──事故はかくすな。正直に報告し、原因を追究せよ(石川 忠)│富士精版印刷株式会社

ページ
49/108

このページは 品質管理365日──事故はかくすな。正直に報告し、原因を追究せよ(石川 忠)│富士精版印刷株式会社 の電子ブックに掲載されている49ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

品質管理365日──事故はかくすな。正直に報告し、原因を追究せよ(石川 忠)│富士精版印刷株式会社

平成20年度(平成19年7月1日?平成20年6月30日)*20-6倉庫課の事故と原因■事故内容枚葉印刷機にて表4色、裏4色のパンフレット表紙を印刷したが、片面を印刷したとき絵柄が重くてウラつきした。ウラつきした刷り本を液体クリーナーで拭いて汚れを消したが、反対面を印刷するときに液体クリーナーで拭いた部分にインキ着きが悪くなった。■処置10,000枚のうち1,800枚が不良となり、2,000枚刷り足した。■損失金額115,480円[液体クリーナーで拭いた部分のインキ着きが悪くなった]良不良■原因片面印刷後、反対面を印刷するために倉庫課が刷り本を裏返したが、そのとき、絵柄が重くインキの乾きが不十分だったために手で持った部分のウラにインキがついた。裏返し作業をした倉庫課の人がウラつき汚れを液体クリーナーで拭いて消去した。クリーナーで拭いた部分は用紙のコート層が荒れて反対面印刷の時インキの乗りが悪くなった。■再発防止策乾燥が十分か否かは印刷機長または、工場長に判断してもらうこと。液体クリーナーで拭いた紙も絵柄によっては目立たぬ場合もあるので、どんな絵柄なのか機長や工場長に相談して指示をあおぐ。クリーナーで拭くことは用紙の表面を傷めるので原則的に禁止する。Total Quality Control 365days 037