ブックタイトル品質管理365日──事故はかくすな。正直に報告し、原因を追究せよ(石川 忠)│富士精版印刷株式会社

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概要

品質管理365日──事故はかくすな。正直に報告し、原因を追究せよ(石川 忠)│富士精版印刷株式会社

平成21年度(平成20年7月1日?平成21年6月30日)*21-8紙工課の事故と原因■事故内容A4サイズのチラシが8種類あったが断裁するとき別の種類を混入させた。A全判8丁付けの印刷で種類が枝番001~008までの8種類があって、枝番004の中に枝番005と006が混入して納品された。■処置納品先へ社員5名が検品出張し異種を検出した。混入枚数は少量だったので、補刷りなしで定数を確保した。事故金額は5名の交通費を含めたものとなった。■損失金額132,330円[004][005]異なる種類の印刷物が混入■原因類似品で枝番が8種類あり数量はちがっていたが、印刷は4台に分けて付け合わせで印刷した。A台は001を4丁、002と003を各2丁付け合わせ、B台は004を8丁、C台は005が2丁と006が6丁、D台には007と008が各4丁の付け合わせになっていたが、紙工課作業員全員が作業内容を理解していなかった。■再発防止策種別がある場合は断裁する台のみ作業場に入れ、その台が完全に終了するまで次の台を作業場に入れないようにする。付け合わせの刷り本は一番上の一枚にマジックで枝番を表記して断裁を行う。営業担当は混入防止のため可能な限り付け合わせを避け、後工程の作業者がやりやすいような設計をするべきである。Total Quality Control 365days 051