ブックタイトル品質管理365日・第6集--短納期・低コスト・デジタル時代の印刷トラブル対策事例集::富士精版印刷株式会社

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品質管理365日・第6集--短納期・低コスト・デジタル時代の印刷トラブル対策事例集::富士精版印刷株式会社

第2部印刷トラブル事例集■「前回データ流用」なのに「前々回」で指示印刷営業のトラブル事例8【キーワード】前回データ思い込み確認会話■事故内容定期出版物の表4の広告欄は、その時々で使い分けをする。今回はお客様より「前回データ」の流用の指示をいただいたが、営業の確認ミスで「前々回のデータ」を流用して進めてしまった。校正刷りを見たお客様より連絡が入ったがすでに印刷・加工は終わっていた。■処理内容表紙台の印刷とPP貼り加工はすでに進行していたために表紙を刷り直した。■損失金額90,442円■原因表4に掲載される広告は、数種類あり、発行に応じて使い分けを行っていた。お客様の指示は「前回」だったが、営業は間違って「前々回」のデータを企画部の作業者に渡した。下版時のチェックでも、自分のミスに気が付かなかった。お客様に校正刷りを持って行くのが遅れてしまい、お客様の指摘を受けた時点ではすでに下版済みで、印刷・PP加工まで終了していた。■再発防止策校正刷りが上がったらお客様の確認のため早々に持参し確認をとる。このケースでは表4のPDFを送るだけでも十分であったろう。広告面は一般記事と別進行で、担当者が違うこともあるが、印刷物制作のルールは共通である。「前回」というお客様の言葉を、そのまま受け取ることは、思い込みや行き違いの原因になりやすい。「前任者」という言葉も、「後任者の一人前の担当者」だけでなく、過去の担当者すべてを指す場合もある。「前回と同じ」という指示があったなら、「Vol.Xと同じですね」(201X年Y月号ですね)と具体的な表現に言い替えて確認するようにしたい。※営業起因の事故は、思い込みによるミスが大半を占める。思い込みを防ぐには、単にオウム返しで復唱するだけでなく、言い替え表現で返す「確認会話」が有効である。「14時半」であれば「午後2時30分ですね」、「来週火曜日」であれば「○月×日の火曜日ですね」と言い替えることで、思い込みや聞き違いを防ぐことができる。後で忘れてもいいように、メモに記録することも重要である。028 Total Quality Control 365days