ブックタイトル品質管理365日・第6集--短納期・低コスト・デジタル時代の印刷トラブル対策事例集::富士精版印刷株式会社

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品質管理365日・第6集--短納期・低コスト・デジタル時代の印刷トラブル対策事例集::富士精版印刷株式会社

第2部印刷トラブル事例集■間違った印刷用紙で印刷枚葉印刷のトラブル事例5【キーワード】類似品名用紙間違い作業指示書下げ札■事故内容2種の類似品名のパンフレットが同日に予定されていた。用紙銘柄も同じトップコートで、Aは菊判76.5kg、Bは菊判93.5kgとの連量違いであった。先行分の「菊判76.5kg」使用のAに、Bの「菊判93.5kg」を使用してしまった。先行分のAが刷了になった時点で、オペレーターが取り違えに気付いた。■処理内容Bの用紙「菊判93.5kg」を14,500枚再購入して刷り直しを行う。■損失金額182,578円■原因1オペレーターと助手のコミュニケーション不足。事前の話し合いもできておらず、各自が思い込みで作業を始めた。2オペレーターも社内「作業指示書」「作業進行表」の確認を怠り、用紙のチェックも出来ていなかった。3助手も作業指示書と用紙確認ができていなかった。■再発防止策1類似品名の作業は、このようなミスを誘発しやすい。作業の前日のミーティングでは、工場責任者・生産管理・刷版の各担当者がミスのないよう、作業の順番を決め、作業指示書で明確に指示をする。2オペレーターと助手は、作業開始前に、作業指示書の用紙連量・流れ目・付け合せ指示などの項目のチェックを行い、ダブルチェックを行う。捺印により当事者意識を高める。3夜勤時や予定の変更などがあった場合には、連絡ミスが発生しやすい。用紙の出庫者(倉庫課)は、受注番号・品名などを記載した下げ札を、作業指示書と確認の上、出庫用紙に下げ、ミスを予防する。下げ札作業指示書056 Total Quality Control 365days