ブックタイトル品質管理365日・第6集--短納期・低コスト・デジタル時代の印刷トラブル対策事例集::富士精版印刷株式会社

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品質管理365日・第6集--短納期・低コスト・デジタル時代の印刷トラブル対策事例集::富士精版印刷株式会社

輪転印刷のトラブル事例■輪転8p折りのズレにより製本トラブル発生輪転印刷のトラブル事例8【キーワード】袋ミシン折りズレ■事故内容輪転8p折出しの外頁と内頁に隙間ができて、中綴じ製本のステッチが正常に入らないと製本会社から連絡があった。■処理内容全数検品を行う。不良品を排除して定数不足分を印刷して補充する。■損失金額161,582円■原因18ページの2列出しで、折胴がAとBの2つあった。2胴とも同じ袋ミシンを使用する必要があったが、A胴のミシンは前の作業のミシンのまま使用したためにズレが発生した。昼勤・夜勤の連絡が不十分で、ミシン刃を厚紙用に替えたことを連絡していなかった。厚紙用のミシンを薄紙に使用すると、刃の目が粗いためズレが発生する。2印刷オペレーターの知識不足。外頁と内頁に隙間ができると、製本不良になることを知らなかった。隙間がある状態でステッチを打つと、背が歪み、斜め打ちとなり、シワの原因になる。■再発防止策1袋ミシンを交換した場合はオペレーター間で連絡する。2印刷オペレーターは印刷知識だけでなく、前工程・後工程の知識も身につける必要がある。製本の勉強会や製本工場の見学も取り入れ、スキルアップすることで予防効果を高める。外頁と内頁に隙間8p本Total Quality Control 365days 071