ブックタイトル品質管理365日・第6集--短納期・低コスト・デジタル時代の印刷トラブル対策事例集::富士精版印刷株式会社

ページ
74/148

このページは 品質管理365日・第6集--短納期・低コスト・デジタル時代の印刷トラブル対策事例集::富士精版印刷株式会社 の電子ブックに掲載されている74ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

品質管理365日・第6集--短納期・低コスト・デジタル時代の印刷トラブル対策事例集::富士精版印刷株式会社

第2部印刷トラブル事例集■シート出しのカットオフ狂い輪転印刷のトラブル事例9【キーワード】シート出しカットオフ紙揃え自動カットオフコントロール装置■事故内容製本会社からカットオフが蛇行しているため、折りが合わないと連絡がある。■処理内容刷本を検査して良品、不良品の区分けを行う。20パレットのうち3パレットに蛇行傾向が見られた。不良の7,000枚を刷り直して再納品した。■損失金額177,356円■原因1自動カットオフのためのレジスターマークが入っていたが、動作が不安定だった。手動に切り替えることで安定したが、自動カットオフでは蛇行してズレが発生した。2通常はパレットのサイドからカットオフにズレがないか確認を行っている。しかしデリバリー(排紙)での紙揃えが悪いため、カットオフのズレも十分に確認できず、製本工程にそのまま引き渡してしまった。■再発防止策1自動カットオフコントロール装置が正常に稼働をしているか、機械メーカーに依頼して検査を行った。検査の結果、カメラの角度が微妙に変わっていたために読み取り反応が悪いことが判明した。2紙揃えは印刷オペレーターの基本である。デリバリースタンドにチェックポスターを貼り、オペレーターにはカットオフの確認を義務付ける。072 Total Quality Control 365days