ブックタイトル品質管理365日・第6集--短納期・低コスト・デジタル時代の印刷トラブル対策事例集::富士精版印刷株式会社

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品質管理365日・第6集--短納期・低コスト・デジタル時代の印刷トラブル対策事例集::富士精版印刷株式会社

第2部印刷トラブル事例集■背糊がはみ出しノドの文字が読めない製本加工のトラブル事例9【キーワード】ノドPUR製本巻き折りクロス折り■事故内容無線綴じ小冊子で、「文字が読めない」とお客様よりクレームの連絡。背糊が本文のノドまで入り込み、本の開きが悪く、文字が読めなくなったもの。サンプリング検査の結果、ランダムにページの間から背糊があふれ出て、対向ページの文字が読めなくなっていた。■処理内容各ページを検査。しかし良品、不良品の区分けが困難なために、全数を作り替える。■損失金額452,183円ミーリングアキ1/mm3 3ACDEFGHIJKABCDEFGHIJACDEFGHIJKABCDEFGHIJACDEFGHIJKABCDEFGHIJACDEFGHIJKABCDEFGHIJACDEFGHIJKABCDEFGHIJp11p12■原因1無線綴じのカタログだが、センターまで文字が入るデザイン。ミーリングで3mmカットすると、ノド元まで1mmしか残らない。デザイン設計のミスである。2小冊子(100×210mm)のため、折加工が巻折り16頁の仕様になっていた。3製本の綴じ工程でのノドのチェックが出来ていなかった。■再発防止策1無線綴じは中綴じと違い、ノドまで開かない。ノドは4?5mmあけて、文字や重要な絵柄(人物写真)などは入れないようにデザインする(開かないことを考慮して制作する)。2ノド・小口に文字がかかるおそれがあるが、デザイン変更が難しい場合には、巻き16ページ折りから12ページクロス折りなどに変更してリスクを軽減する。3製本折り加工の変更が間に合わない場合には、ミーリング幅を3mmから2mmに変更す096 Total Quality Control 365days