ブックタイトル国際印刷大学校研究報告 第18巻|富士精版印刷株式会社 FUJI SEIHAN PRINTING Co.,Ltd.

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概要

国際印刷大学校研究報告 第18巻

24■国際印刷大学校研究報告第18巻(2018)Ⅰ、page2018 Open Event セミナー 印刷メディア産業の動向期日:2018年2月7日、場所:東京池袋サンシャイン文化会館2017年1月1日の人口動態調査によると、日本人の人口は1億2653万人となり、8年連続減少した。2065年には8,300万人と推定されている。それに伴い、15歳から64歳までの生産年齢人口は1997年から減少している。帝国データバンクでは2017年8月のアンケート調査では自社の経営に於いて人口減少が「重要な経営課題」であるとの回答は45.7%となり、この人口減少がより顕著な地域ほど高くなる傾向(77.7%)であった。2011年以降の人口減少に対応して、人手不足を補完するための技術開発やIoTなどによる生産性向上に対応すべきであろう。又、印刷出荷額も減少しているが、これまで、印刷メディア産業はGDPと人口増と共に発展してきた。アメリカの印刷企業数も1995年から半減したとの報告もある。2017年11月2日、産総研主催でPrinted Electronicsのセミナーで印刷技術の重要性が確認され、第6次情報革命に最も重要なテクノロジーとして「印刷によるイノベーション」の展開があり、同時に大学、高専の学生も多数参加していて、印刷の未来は明るい。今後は構造変革と業域拡大の一層の進展を目指ざすべきであり、ここにpage2018 のOpen Eventにて下記内容のセミナーを開催します。記1、期日及び時間:2018年2月7日(水)13時10分~ 14時40分2、会場:東京・池袋サンシャインコンベンションセンター文化会館7階701会議室3、演題及び講師:www.media-igu.com(1)2017年度PIA Flash Reportから読み解く米国の印刷事情(13時10分~ 13時40分)Typology 代表 竹原 悟氏(2)技術進化と印刷業の対応(13時40分~ 14時10分)国際印刷大学校客員教授 工学博士・経営学博士 若生 彦治氏(3)印刷メディア産業と人財育成(14時10分~ 14時40分)国際印刷大学校学長・九州産業大学名誉教授 工学博士 木下 堯博氏司会:サレジオ高等名誉教授 三浦 澄雄氏(質疑応答は各講演時間に5分を含む。)Ⅱ、学外講座:印刷改善活動とIoT推進期日:2017年5月24日、場所:(株)加藤文明社印刷所本社(東京都千代田区)(株)加藤文明社印刷所(本社、東京都千代田区)で「印刷改善活動とIoT推進」と題し、学外講座を実施した。同社ではデジタル教科書の開発が進展している。主たる内容:IoT,AI,ビッグデータ、ロボットなどの活用は今後、5G導入とともに、日本の産業の中心的役割を果たすようになり、生産性向上がもたらされる。未来投資戦略2017では第4次産業革命を推進することが決定し、日本各地で研究会及び実践報告がなされている。2017年度主たる活動などの要約