ブックタイトル国際印刷大学校研究報告 第20巻

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国際印刷大学校研究報告 第20巻

15デジタルマーケティングの研究(第3報)■デンマーク、スウェーデン、韓国などで伸びると予想している。そのシステムのオペレーターは、Apple、Google、SAMSUNG と予想している。現在Facebook のユーザーは世界で20 億人と言われ、世界最大のメディアになっているが利用者が多すぎてトラブル対応に問題もあるようである。日本でも日本政府が、Amazon の、書籍などから始まる印刷のネット販売、多品種のネット販売の対応や、日本の楽天も含めての、世界的規模のネット販売への日本政府の規制などを検討している。3、マーケティングの戦略印刷会社はその製品を直接消費者に販売していない。印刷物を発注した人がその印刷物を販売して利益をあげられるような印刷物を提案、提供するのが印刷会社の仕事である。したがって、印刷会社はその印刷物の利用目的を理解して、最も適したデザインであり、最も綺麗なデザインであると同時に、その印刷物の購入者がどんな感想を持ったか、また他に希望があるか。次回の印刷に対する感想があるか、などを知る必要がある。そのためには、従来のような多数複製目的の印刷だけでなく、その印刷物の反応を得られる機能を持った印刷製品にする必要がある。したがって、その印刷物の企画の段階から印刷担当者が、企画会議を傍聴するくらいの企画参入が理想である。日本の印刷会社は、出版社、広告代理店やネット広告会社、大手販売店、各地商店街と提携し、印刷会社が、長年築き上げた画像処理の技術を持って、上記の事業者がこれからも継続して利益があげられるような印刷物の形を提案、協力すべきである。上記の実例としては、アメリカに高収益の雑誌があって、そこでは、従来の雑誌のような最近の世の中のことの解説もあるが、他に、なんでも質問に答えるページや、関連イベント、販売取次、割引券など、その雑誌が、読者の生活の全てにサービスするような情報収集方針を持っていることで成功しているようである。そのためには、印刷会社が編集の段階から協力できる余地がありそうである。例えば、印刷物が(美しい)(カラフルである)(丈夫である)(軽い)などの形だけでなく、(高級感がある)(持ちやすい)(プレゼントできる)(流行に乗ってる)(真似しずらい特徴がある)などの内容で読者や関係者に満足を提供できて成功しているようである。4、マーケティングのデータ活用・限定プッシュ会員対象などの宣伝印刷物では、特定の顧客に特別のサービスをして、各種アンケートにも協力してもらって、販売だけでなく、お客の興味、関心を探るような利用もできる。・拡張プッシュ関係ありそうな他社のデータと関連させて、マーケットを探す。